守るべき未来のため嫌われ者を選んだかつての三馬鹿よ誰でもないあなたを生きて

自らの作詞作曲編曲業について言葉が溢れて止まらないすばるくんのことは文字に起こして残しておきたくなりますよね。というわけで文字に起こしたがりババアの文字起こしメモです。ながいよ。

 

生きろ

▼スバラジ20170617

す「(生きろについて)この曲はですね、アルバム出そうってなって、もう本当一番初期の段階の打ち合わせといいますか、曲をまずどうする?みたいな、アルバムの。それこそまだジャムっていうタイトルなんてまだ全然生まれる前に、どういうアルバムにしますかみたいな打ち合わせしてて。で、楽曲提供とかも含めて誰かにやってもらうなら誰にする?とかっていうまだほんまのゼロレベルの打ち合わせの段階で、メンバーからもなんか作ってる曲とかあったら、って話があったんで。

この時点で、生きろに関しては曲はもう出来てたんですね。だいぶ前に。それはアルバム用と言いますか、何って無く、まあ、曲は常に何かしら作ってはいるんですけど別にその、何用とかってやって作ってなくて。で、たまたまその打ち合わせをしてて、で、その前に出来上がってたその曲なんですが、まあ作ってる段階で、あ、これ7人でバンドで演奏してる画がパッと見えたんで、別に何使う使わへん関係なく、それぞれの楽器を入れていって作ってたんですね、7人の、イメージで。だからそれがあったんで、僕ちょっと一曲あるんですけど、と。7人で、バンドのイメージの曲なんですけど、ということで一曲あります、って、言って、まあそれでやることになったんすけど。だからまあこのアルバム用にじゃ新たに作りますっていうのでは(なかった)、タイム感的には。曲としてもうすでに出来てたものではあるなあという。

で、これもなんかね、普通に俺、家で飯食ってて、んで一番ど頭の始まりのメロディーがあるんすけど、そこがパッと出たんすよね。歌詞とメロディーがいきなりバッと出てきて。この「広がる広がる」の二行が、バッと出たんで。結構あるんすけどね、そういうこと。だから普通に飯食ってたけどもうパッてやめて、とりあえずパソコンの前行って、とりあえずそこの部分だけパッと録るだけ録って、で、そこから徐々に形にしていったみたいなことで出来上がってった曲なんですけど。ま、詞に関しては、そっからですよね。詞はまだ全然出来てなかったので。詞はもうレコーディング直前に書いたというか。詞に関してはアルバムのタイム感の詞かな、という感じなんすけど。

まあ、生きてくださいっていうのもおかしいし、この生きろというような、まあ丸裸な言葉なんすけど、歌詞は。だから今の関ジャニ7人かなんかそういうどストレートなメッセージをぶつけていくのも物凄く力強くていいのかな、なんていう思いもあったりとかしたんすけど。詞のストーリー的にもこういう、何もなくてもいいから頑張って生きろよ、っていうことなんすけど、これをやっぱり、今の若い奴らとか見てても、まあ特に僕ら若いお客さんとかも多かったりするから、そうじゃない方も勿論沢山いらっしゃるんですけど。ファンの方以外でも最近の若い奴らとか見てても、いろんな物事が溢れすぎてて、逆に何にもしてへんやつが多かったりすんのかなっていう、僕の漠然としたイメージなんすけど。だからやりたいことが何していいか分かれへんみたいな。別にそれはいいと思うんすよね、俺は。一番嫌なのは何もせえへんっていう、なんか無関心とか、諦めとか、そういう風にだけはなって欲しくないなっていう思いがずっとありまして。

っていうのはやっぱり自分が結構そうやったから。若いうちから、別に俺のことなんて誰も分かってくれへんでいいわ、みたいな、とんがってやって来てたりしてた自分がいるので。でも結局僕もそんな時に、まあ中学のときに初めてブルーハーツ聴いて、うわーって衝撃受けてそっからもう、例えば僕がそのぐらいのときに、僕はブルーハーツとか、ヒロトマーシーの曲に何回も助けられたんすけど、そんときに、なんか、ヒロトが「生きろ」って言ってくれたら、もっとなんか、俺も凄い救われたやろな、とかって思うと、なんか今の奴らにもそういうののきっかけの一個になれたら凄いことやな、とかっていう思いもありつつですね。

今の、僕らの年代の、三十代半ばとかに入ってきた人間の、言えることの一個でもあるかなという思いもありつつ。」

ーー今は"生きてくださいみんなで頑張りましょう"的なのが多いじゃないですか。

す「中身は別に言い方が違うだけで一緒かもしれないんですけど、あえてやっぱりこのどストレートな、生きろ、ってまあ命令口調なのかもしれないですけど、そういう言い方をあえてしたかったというかね。しっかりこう言い切るってことは自分らにも責任があるわけで。音楽も含めそういう姿を見て頂きたいな、みたいな思いもあったりとかですね。そんな思いで出来た曲なんですけど。

でレコーディングが、一人一人、この曲に関してはメンバー7人の音しか入ってないんですよね。勿論打ち込みも一切使ってないし。

まず、デモで勿論僕がプリプロまで作ったのをメンバーに渡して、別にプレイ的には最低限のコード感だけでデモ投げて、みんなに。あとは好きなようにやってくれと。だから楽器録りから始まって一人一人録ってったんすけど、まあみんな考えてきてくれてたんすよ。それが物凄い嬉しくて。ホンマそれぞれがそれぞれなりに考えてきてくれてたんで、すごい、曲がもう、一気に変わったんすよね。だからすごい嬉しかったし、レコーディングしてても楽しかったしね。ほんまに相乗効果でどんどんどんどん曲が出来ていったから、ああすげぇなあと思って。

で、分かりやすく曲を変えてくれたんはやっぱヤスのギターかな。あとやっぱマルと大倉のベースドラムはやっぱしっかりその辺はなんか汲み取ってやってくれてたっていうのも凄い感じたし。ヤスのギターはまじちょっと発明的でしたね今回。すごい曲を一気に広げてくれたプレイをしてくれたんで。やっぱすげぇなギタリストって。っていう感じもあったりとか。

で、レコーディングが終わって、こっからあとはレコーディングが終わってからなんすけど勝負は。結構エンジニアと2人で、それこそもうバスドラの音作りから始めて、あとやっぱ一番こだわったのは音の配置ですよね。普通なことをしたくなかったから。普通やったらギター右左ふって、でリズムがこうあって、っていう作り方をするんすけど、それをやっちゃうともうメンバー俺らが演奏した、俺が作った意味がないと思って、今回ほんまに思いつきでやってみたんすけど。ライブの、立ち位置って僕らあるんすね?バンドの。その立ち位置通りに音全部置いてみたんすよ。だからベースは左からしか聴こえないんすよ、自然と。で、ボーカルもその人の声は勿論そっからしか聴こえない。ドラムはもう真ん中に置いて。で、ヤスと亮が右にいて、みたいな立ち位置通りに音置いたら、まあちょっと斬新な面白い曲になって。すごいそれぞれがちゃんと立ってて、誰の声が聞こえやすいとかじゃなく、ちゃんと7人のキャラが湧き立ってるから、これ関ジャニっぽい音やなあと思って、すごい満足してるんですよねこれ、僕的には。

プロのエンジニアさんにお任せしちゃうと、所謂もうそういう、嫌ほどありふれた曲の配置になるから。それをやっちゃうとせっかくレコーディングした意味がないなと思って。やっぱ俺らがやった意味をちゃんと音に表現するっていうので、やっぱり、配置は大事ですよね。

だから結構今回はがっつりスタジオにいましたね。」

 

 

Answer

▼スバラジ20170624

す「先週は生きろという曲の話をしましたが、今週はもう一曲やらして頂いてるんですがニューアルバムで。Answerという曲を、ま、作ったんですが。これはですね、いつもメンバー7人なんすけど、グループ内でユニットを作って、そのチームで曲やったりすること結構僕らあるんすけど、じゃ今回どうするユニット、やる?やらへん?やったほうがいいな。じゃ今までに無い組み合わせなんだろう?とか考えた結果、何パターンかあったんすけど結局、渋谷横山村上この3人とほか4人って感じになりましてですね。だからこの曲に関しては、その組み合わせで行きましょうってなってから、どうする?どんな曲やる?じゃあ曲は俺なんとなく作るわーっていうことでそっから作っていった曲なんですけど。

アルバムの打ち合わせするイコールほぼそれを持ってツアーを回るわけですから、ライブのことも同時にイメージしながら打ち合わせしたり結構するんすけど、この曲に関しては、これライブでやることになんのかな〜、分からへん今んとこちょっと、って感じですけど、もしやるって考えた時のことも想定しながら、どんな曲かなーって思ってたら、もうなんかドームのステージで3人っていうのは分かってるから、それだけでなんかもう画が見えて。そこから自然と頭のイントロの音とかも出てきて、そっから作っていった感じなんすけど。

この曲は頭のなんかそういう登場感があって。3人でやるのってユニット曲では無いんすけど、夏のツアーでリサイタルって名前でツアーやってたりするんすけど、その中で結構他のジャニーズのグループの曲とか先輩の曲とかをライブでカバーさしてもらったりとか色々やってく中で、その3人で少年隊さんの曲をやったりしたこともあって。所謂、君だけに〜♪ってやつですね。指パッチンがこう、入ってる、あの有名な。あれをやったことがあって、やっぱ自然と3人イコール(少年隊)、一回経験してるからそのイメージもなんか、僕らがやると面白い格好いいみたいな風にも見えるかなと思ったりとか。だから指パッチン入れてたりするんすよねちょっと。

あの〜まずですね、歌詞は絶対3人の歌詞がよかったんすよ。僕が書くというよりは、やっぱ3人で歌いますから、3人でパフォーマンスして3人でやるから、3人の言葉がそこにないと、ちょっと嫌やったんで、歌詞は3人で書きたいです、と。で2人に相談して、ある程度デモでプリプロぐらいまでいった時に、音源渡すから、別に歌詞にしようとか音にハメようとか一切考えんでいいから、曲聴いてもらって、思いついた言葉なんだっていいから、とりあえずバーッと箇条書きでもなんでもいいから書いて、送ってーって。でそれを勿論自分も書くから、それを俺まとめて歌詞にするからっていう作り方を初めてやったんすけど。で、テーマだけなんとなく決めよーって。どういうテーマにする?歌詞の世界観。で、やっぱこの、同い年の3人でってなると、お互い3人でこう今まで一緒にやってきたお互いを歌い合うみたいなことは逆にやらないでおこうと。もっと間口が広いというか、僕らの世代。30代、から30代後半、40代の人らが聴いて、その辺の人らが、ああ、となんかこう感じれるような、なんかそんな曲、世界観、メッセージになればいいかなーっていう風な話が2人からも出たんで、それいいな!ということでそれで行こう!と。でそれをもとに曲を僕も作って、デモ聴いてもらって、そういうテーマで歌詞の言葉が来て、それを僕がバッバッとまとめて歌詞にしたんすけど。

面白いことに、3人ともおんなじ事言ってる言葉とかあったりして。あ、オモロいなあと思って。一個言うと、3人ともおんなじようなこと言ってたのは、始まりの歌い出しの歌詞なんすけど、今まで見えなかったものがだんだん見えて来たぞ、みたいなことはおんなじこと3人とも言ってて面白かったりとか。

で、曲のキーがこれ高いんすよ。俺でもちょっとギリ高いぞ、っていうぐらいの。サビの頭のトップの音とか。わざとギリギリ高いかなっていうとこにしたのは、楽に歌いたくなかったというか。ちょっと高いな出るかな大丈夫かな、っていうとこのギリギリをやってるこのヒリヒリ感というか、そういうとこでちょっとやりたかったっていうのがあるから。ちょっと2人に、俺も含め高いかもしれへんけど、レコーディングのときも、頑張ってって。

「生きろ」のときもそうやし、こっちのときもそうやけど、僕基本的に楽器録りのときも歌のときもディレクションしながらこう、やってるんすけど、ヨコもなんか舞台やってて忙しかったりするから。その日は、生きろのほうのティンパニまず録って、そこからトランペット録って、でなんとかそれ録り終えたから、じゃ今度あとAnswerのほうの歌録りや、っつって。で時間見たらあと20分しかないと。「行けるかヨコ?」っつって。で、ヨコあの本気になったらすぐTシャツ脱ぐんす、裸でやるんですね。でヨコが「ちょっと待って」っつって。「ちょっと脱ぐから」ってヨコ脱ぎ出したから、これマジやなと思って。ヨコ裸なったらマジっていう、わかりやすいサインがあるんで。あ、ヨコ脱いだ!ってなったからよし行くぞ!っつって。ちょっとキツいかもしれへんけど頑張ろう!っつって。結構もうほんまあと何分!大丈夫か!?ってヨコも汗だくなりながら、なんとかいいテイク録れた!よしこれや!っつって、ありがとうヨコ!っつって、ヨコも舞台に向かった、みたいな。すごいね、奇跡物がまた出来たな、っていう。

あと、タイトルどうするってなって。タイトルもまたこれちょっと、一応出来上がり聴いてもらって、3人でまたタイトル案を募集して、で一応まあ僕Answerにしたんすけど、結構村上さんなかなかファンタジスタなんで、あの、やっぱスゲーなって思ったのは、四字熟語ですね。俺も全然聞いたことないような四字熟語を、たぶんこの曲の世界観に合ったような、一行三昧?とかってなんか四字熟語あって、まあなんかたぶんそういうちゃんとした意味は勿論あるんすけど。で、3つあったんか、タイトル案みたいなんで。で、これはこういう意味です、これはこういう意味です、と全部四字熟語であって。"あえてこれはタイトルだけ見たら漢字並んでて、え!?なにこれ!?って引っかかる、で、曲聴いてもらうような考えです。"とか書いてくれてて。ああなるほどなと。スゲーなと思ったんすけど。結局ごめんなさいAnswerにしたんすけど。

でもこの四字熟語なんか面白いから使いたいと思って、曲の一番最後の方に、歌うとかじゃなくて、普通に素で、その四字熟語を1人一個ずつ言ってもらったんすよ。何パターンか、いろんなテンションで。それをちょっと後で加工して、曲の最後の方に、右から左にそれを走らして。なんて言ってるかあんま分からへん、でもなんか言ってるみたいな、その四字熟語を。一番最後で一行三昧とか言ってんのちょっと分かるかもしれへんけど。なんかそういうのを散りばめてみたりとか。ちょっとそういうパッチワーク的に貼ってみたりとかして。

だから結局ほんまにその3人の、化学反応というか、3人の曲になったので、これはこれでああースゲー大作になったぞ!という感じで大満足の一曲なので。

曲は勿論そうなんすけど、歌詞がね、今回はすごく印象的だったっすね。まあそういう作り方をしたのもそうなんすけど。なんか、今の自分の思いと、2人が思ってることとかやっぱ、一緒なんだなーっていうことも思ったりとか。そんな曲になったんすよね。

 

 

 

作詞作曲編曲した曲についてこんなに詳しく聞けるなんてそんな贅沢なことあります???

それにしてもすばるくん、曲の最初から作るタイプの人なんだねえ。生きろは出だし、Answerはイントロから出てきてそこから広げていったって言ってるし。たまたまこの2曲がそうだっただけかもしれないけど。んんん面白い。こんなに贅沢お話をありがとうすばるくん。

 

さあ!!!明日は!!!ジャムフラゲ日だよ!!!生きる!!!!!